「バルーンリリース」に込められる意味って?環境への影響は?
結婚式の演出としてよく見るバルーンリリース。とても華やかで写真映えしますよね♪
見るのは楽しいんですが、いざ自分たちでやるとなると「お値段は?許可はいるの?」「飛んで行った風船はその後どうなるの?」など疑問が湧いてきます。
今回はバルーンリリースに込められる意味や、実際に行うときの費用や注意点、また気になる環境への影響などをまとめました!
バルーンリリースの基礎知識
バルーンリリースは風船飛ばしとも呼ばれ、ヘリウム等を注入したバルーンを空へ飛ばす演出です。
結婚式でのバルーンリリースには「2人の幸せが天まで届きますように」という意味があると言われていますが、もともとは空に飛んでいくバルーンの視覚的な華やかさが好まれて始まったもの。
理由は後付けのようです☆
空にふわふわと飛んでいくバルーンを見るとみんな笑顔になるので、この意味付けもあながち間違いではないかもしれませんね♪
バルーンリリースに人気があるのは、その手軽さ、見た目の華やかさ、写真写りの良さなどが理由です。
結婚式でのバルーンリリースには「2人の幸せが天まで届きますように」という意味があると言われていますが、もともとは空に飛んでいくバルーンの視覚的な華やかさが好まれて始まったもの。
理由は後付けのようです☆
空にふわふわと飛んでいくバルーンを見るとみんな笑顔になるので、この意味付けもあながち間違いではないかもしれませんね♪
バルーンリリースに人気があるのは、その手軽さ、見た目の華やかさ、写真写りの良さなどが理由です。
バルーンリリースを実際にやりたい!
値段
気になるお値段はどれくらいなんでしょうか☆イベントなどで自分たちで用意する場合は、風船の値段とヘリウムの値段のみ。
大体30個で1万円弱な場合が多いようです。
結婚式場でプランに組み込む場合は、式場によりますが大体50個で3万円、100個で5万円位が相場です。
このほかにも、特殊なバルーンを用意すればその分費用はかかります。
場所によっては許可が必要だったり、禁止の場合も
基本的にはバルーンリリースに許可は必要ないケースがほとんどですが、空港の近くでやる場合は事前に連絡が必要なことがあります。高速道路の近くなども危険なので禁止されていることも。
結婚式でバルーンリリースをするときは式場にマニュアルがあることがほとんどなので、それに沿えば問題はありません☆
ただしバルーンリリースに対応していない式場もあるので、どうしてもしたい場合は事前に確認しておきましょう!
イベントで個人的にするときは、安全のためにもその場所・時間でバルーンリリースしてもいいのか、自治体に確認を取ってくださいね。
雨や風が強いときはNG
バルーンは雨風の影響を受けやすく、風船が上まで登っていかず地上に落ちてしまいます。周囲に落ちると安全やゴミの問題となるので、天気が悪いと実行できないことがほとんどです。
結婚式などでする場合は代わりのプランを考えておくと安心ですね☆
気になる環境への影響…はゼロじゃない
空にふわふわっと浮かんでいった風船、その後はいったいどうなるんだろうと気になりますよね。
ゴム風船なら環境に優しいと聞いた人も多いと思います。
でも最近では、残念ながら環境にあまり優しくない行為だという認識が広がっています。
要約すると
・リリースされたバルーンは地上約8000メートルまで登り、凍って破裂
・スパゲティー状の破片になり、拡散しながら地上に落ちる
・動物が食べることもあるけれどそのまま排泄され健康への問題はない
・そのゴム風船はやがて生分解し、土に帰る
というもの。
日本ではこれを根拠に「ゴム風船なら環境に影響ありません!」とバルーンリリースを勧めている式場なども多いのですが、この説には疑問の声が…。
・ゴム風船の劣化には6か月、海水で分解されるには1年かかることも
・分解されるまでの間に野生生物が餌と間違えて飲み込んで死亡することも
・飛ばされたバルーンの5〜10%が原型を留めて地上や海に落下している
などなかなかショッキングな内容です。
特にゴム風船の分解に時間がかかるというのは盲点ですよね。
確かに土には還るので「エコ」と言われますが、その分解スピードは落ち葉と同じくらい。
伸び縮みする劣化前のゴムは落ち葉のようには破れませんから、動物が飲み込むと危険です。
特に絶滅危惧種でもあるウミガメへの被害がよく報告されています。
海に落ちているバルーンゴミの形が、ウミガメのエサであるクラゲによく似た形でふわふわ浮いているのが原因だそう。
赤ちゃんウミガメは喉も小さいのでその影響は大きいですよね…。
アメリカ・イギリスなどではリリース出来る風船の数を制限したり、バルーンリリース自体を禁止する州や自治体もあります。
先進国のトレンドはバルーンリリース規制の方向に向かっているようですね。
そんな思いから、1990年代から環境に配慮されたバルーンの開発が進められています。
今有名なのは「エコふうせん」という和紙で作った水に溶ける紙風船と、「Ecolovy」という太陽光で分解されるタイプ。
まんまるぷっくりな風船とはまたちょっと違いますが、環境に配慮出来る点がいいですよね☆
ゴム風船なら環境に優しいと聞いた人も多いと思います。
でも最近では、残念ながら環境にあまり優しくない行為だという認識が広がっています。
日本バルーン協会の説
今日本でバルーンリリースの環境への影響について調べると、日本バルーン協会の説がよく使われています。要約すると
・リリースされたバルーンは地上約8000メートルまで登り、凍って破裂
・スパゲティー状の破片になり、拡散しながら地上に落ちる
・動物が食べることもあるけれどそのまま排泄され健康への問題はない
・そのゴム風船はやがて生分解し、土に帰る
というもの。
日本ではこれを根拠に「ゴム風船なら環境に影響ありません!」とバルーンリリースを勧めている式場なども多いのですが、この説には疑問の声が…。
欧米では「環境に影響があり」が常識になりつつある
欧米ではバルーンリリースに関する色々なレポートが発表されているのですが、・ゴム風船の劣化には6か月、海水で分解されるには1年かかることも
・分解されるまでの間に野生生物が餌と間違えて飲み込んで死亡することも
・飛ばされたバルーンの5〜10%が原型を留めて地上や海に落下している
などなかなかショッキングな内容です。
特にゴム風船の分解に時間がかかるというのは盲点ですよね。
確かに土には還るので「エコ」と言われますが、その分解スピードは落ち葉と同じくらい。
伸び縮みする劣化前のゴムは落ち葉のようには破れませんから、動物が飲み込むと危険です。
特に絶滅危惧種でもあるウミガメへの被害がよく報告されています。
海に落ちているバルーンゴミの形が、ウミガメのエサであるクラゲによく似た形でふわふわ浮いているのが原因だそう。
赤ちゃんウミガメは喉も小さいのでその影響は大きいですよね…。
アメリカ・イギリスなどではリリース出来る風船の数を制限したり、バルーンリリース自体を禁止する州や自治体もあります。
先進国のトレンドはバルーンリリース規制の方向に向かっているようですね。
環境への影響を気にするなら、和紙バルーンなど水に溶けるものがおすすめ
環境への影響は避けられない、でもやっぱりバルーンリリースはしたい…!そんな思いから、1990年代から環境に配慮されたバルーンの開発が進められています。
今有名なのは「エコふうせん」という和紙で作った水に溶ける紙風船と、「Ecolovy」という太陽光で分解されるタイプ。
まんまるぷっくりな風船とはまたちょっと違いますが、環境に配慮出来る点がいいですよね☆
まとめ
視覚的にとても美しく人気のあるバルーンリリースですが、周囲への影響もしっかり考慮して行いたいですね。
そして日本ではまだあまり知られていない、ゴム風船の環境への影響。
大量に使わなければそこまで神経質になる必要はありませんが、塵も積もれば山となります。
せっかくの幸せなイベントで知らずに野生生物に影響を与えてしまうのは悲しいですよね。
エコバルーンなども視野に入れて、影響を最小限に出来るように気を付けてくれる人が増えればいいなと思います☆
そして日本ではまだあまり知られていない、ゴム風船の環境への影響。
大量に使わなければそこまで神経質になる必要はありませんが、塵も積もれば山となります。
せっかくの幸せなイベントで知らずに野生生物に影響を与えてしまうのは悲しいですよね。
エコバルーンなども視野に入れて、影響を最小限に出来るように気を付けてくれる人が増えればいいなと思います☆